居眠りはなぜ起きる?「退屈学」の研究
皆さんは、仕事中のいつ、どのような時、
退屈になりますか?
お昼ご飯を済ませた後、
どうしても「デッド・ゾーン」に入ってしまう、
危ない時間がありますよね。
あくびを抑えるための予防法がいくつもあるのですが、
あいにく必ず成功するとは言い切れません。
苦いブラック・コーヒーをゴクゴク飲んだり、
ヘッドホンを付けてハード・ロックを
ギャンギャン流したり、あらゆる対策を駆使して
なんとか居眠りをしないように
している人もおられるのでは。
午後は睡魔と必死に戦っています。
事務所のソファーでちょっと横になれればいいな…
と考えることありませんか。
退屈な講演は睡眠薬と同じ効果
どんな職場にも、退屈な雑用があったり、
忙しくない時間帯があったり、
つまらない会議があることは疑う余地はないでしょう。
先日のNew York Times紙にこの
「退屈の科学」を調べている専門家について
興味深い記事がありました。
今回はそれをご紹介しましょう。
「退屈学」とは、学問分野としては冗談のように
聞こえるかもしれません。
けれど、カナダの医者3人がこの数年間、
どんな状況で人間が退屈になるかを研究して、
同国内の医学誌で発表したそうです。
3人のチームは、ほかの医者と同じように
医学講演会に出席する中で、
聴講者の中で、居眠りをしている人が必ず
数人はいたことに気が付きました。
実際に、研究チームの中の1人も聴講中に
ぐうぐう眠ってしまう癖もあったそうです。
自分の、この癖の原因を知りたくなったのが
研究を始めるきっかけだと言います。
医学講演会の各講演はそれぞれ1時間くらいです。
約100人の聴講者が出席します。
この研究チームによると、平均的に、
約2割の聴講者が居眠りしてしまうとのことです。
そして結論として、居眠りする聴講者の
多い講演には共通点がありました。
それは「講演者」でした。
単調な発表を止め、企業内の「退屈度」を下げよう
ある意味、常識かもしれませんが、
単調なトーンで喋る講演者は、
睡眠薬を飲ませているのと同じ影響を
聴講者に及ぼしたそうです。
そして、ツイードの服を着ている講演者の方が
より退屈だったという結果も出ています。
ツイードの服好みの人間=平凡な話をする性格
ということなのでしょうか?
(ツイードの服好みの人間なのですが・・・)
この研究チームの成果はびっくりするほどの
話ではないでしょう。
けれど、我々が日常的に会議をする際に
意識すべきことが含まれているのでは
ないでしょうか?
もし、会議での話がごく普通の内容で日常的な発表でしたら、
生き生きしたフリを付けて、
ちょっと演技しながら話さないと、
聴講者にとって睡眠薬のような影響しか
与えないでしょう。
だらだらと長話をするより、
自分の話すべきテーマを簡潔に発表したほうが聴講者にとって
退屈を生まない、よりよいやり方であることは
言うまでもありません。
ノー残業運動は最近日本でも
人気を徐々に集めていると聞きます。
だからこそ、企業内での「退屈度」を減らすことも
大切な課題ではないでしょうか。
無駄の少ない発表、会議、仕事ぶりでしたら、
多分退屈度も下がるのではないでしょうか。
退屈しない
退屈させない
飽きさせない
飽きのこない
仕事をしないとね
男と女の会話も一緒ですよね。